タイのメーサイというところからパスポートを預け限定ビザを発給してもらうと、ミャンマーのタチレイから中国国境の街、モンラーまで旅することができた。(当時は可能、最新情報は要確認)
タイ国境のタチレクはタイ語が通じるが、その先のチャイントン、モンラーまでは英語はもちろんタイ語も通じるかはわからないという。
そんな話をイミグレーションで順番待ちをしながらミャンマー人と話していた。
であれば、と。いつも国境を越えてから最初に出会う人にやっているように、僕は彼らからミャンマー語を習うことにした。たった数日ではあるがその国の言葉を使うというのは、すごく大事だと思っている。
簡単な挨拶から、実用的な、いくら?もっと安く!といったものまで聞いて発音して、メモして行った。
僕がどこにいっても聞いていたのは、かっこいいとか、かわいい、という言葉。
この言葉はほんと使える。
ミャンマー語を教えてもらった男たち一人一人ににかっこいい、と不慣れな発音で言うとみんな大爆笑。
でも実は一番かっこいいのは…
とちょっと間をおいて
「ME!!!!!」
と言うとその場は笑に包まれる。
これはどこの国に行っても使える、ある意味、自慢を持ってオススメできる持ちネタかもしれません。笑
僕はタイにいる時、タイマッサージ依存症ではないかと思う位によくマッサージに行っていた。
当然、マッサージのおばちゃんに強く、とか弱く、痛い!っていう単語は教えてもらっている。
いろんなタイマッサージ店に行ったけど、どこ行っても、外国人が突然タイ語で痛い!とか、強いよ!とか言い出すと面白いようで大概は笑い出す。
みんな面白がっていろいろなタイ語を教えてくれた。マッサージの手を抜いてまで…笑
ラオスでは、ラオス語はタイ語に非常に近い。ラオスではタイのテレビもやってるくらいだ。日本でいうと、秋田弁が入った感じだろうか。
何回かタイに行っていたので、ラオス語ちょっと話せるんだーとハッタリをかましてタイで覚えた単語を口にしてみる。普通のこと言ってるだけなんだけど、みんな大笑い。そしてそれはタイ語だとすぐ見破られ、その場は笑いと暖かな雰囲気に包まれる。
アジアの人たちはよく笑う。
どの国に行っても、自分の国に来てくれて自分たちの言葉を覚えようとしてくれる人は暖かく受け入れてくれるのだと思う。
その国の言葉を話せないということは、ハンデでもなんでもない。むしろ、強みになる。
コミニケーションしようとすることが大事なのだ。
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