WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2014年4月30日水曜日

吃音に負けてたまるか〜人を幸せにしたい。その想いが、やりがいのある仕事 を 生んだ。



僕は、吃音なんかに負けてたまるか、と思った。


だから会えて話す仕事を選んできた部分は確かにあった。

もしかするとそれで吃音が治るかもしれないと思ったし、けど、結局吃音は治らなかった。

僕がホテルのサービスマンをしていたこと、宅配寿司店で働いていた時のことを今日はちょっと書いてみようと思う。

僕はホテルで、結婚式のサービスをする際にお飲物を伺うことがあった。

しかし、僕は「オレンジジュース」の「オ」が言えない。


他のことは明るい声の口調と勢いでなんとかごまかせることも多かった。

でもこれはどんな工夫をしてもあまり効かない。


それでも、僕なりに考えて、喋れないけど、笑顔は一番になろう。そう考えて実践してきた。

どもったとしても、あなたに幸せになって欲しいんですと全身で伝えることにした。

そう思って頑張った。


僕は「宅配すし」で働いた時は、電話が受注の導線。

最初は電話だけはと逃げていたのですが、一ヶ月ぐらいして逃げられなくなった。

上司から、とうとう「やれ。」と、言われたのだ。

電話が最も大事であるはずなのに、僕が電話を取ると受注の途中で有っても電話をガチャと切られることも少なくなかった。

それでも、なんとか必死で明るい声を出しどもらないようたくさんの逃げ道を考え出した。

やっぱりここでも僕とお話しした人が気持ちよく幸せな気持ちで受話器を置いて欲しい。

柔らかい口調で、優しく、ゆっくり、時にはちょっとした世間話を聞いた。

配達に行っても、大きな声で、とびきりの笑顔で挑んだ。

そうしたら、いつの間にか、感謝の言葉をすこしづつもらえるようになった。

あら、あなたね。
いつもありがとう。って。

今日は孫が来てるからお寿司頼んだの。いろいろお孫さんのことを嬉しそうに話してくれた。

めちゃくちゃ嬉しかった。



人は誰でも幸せでありたい、そう思っているのだと思う。

その幸せのきっかけは、ほんとうに些細なことかもしれない。

僕は人を幸せな気持ちにしたい。

その一点だけを考えて一生懸命取り組んでいた。


どもろうが、僕はそんな目的・意思を持って仕事をし、感謝の言葉を得られるようになったことで、ほんとうにやりがいのある仕事にすることができた。


僕にホテルで接客をさせてくれ、電話受注をやらせてくれた会社には本当に感謝している。本当に精神的にきついこともあったと思う。でも、そこで経験したことが、自分を成長させた。






2014年4月27日日曜日

これが自分のできることなんだ。〜人を喜ばせることを考える。それが仕事。



今日はちょっと用があり、渋谷にきています。

やっぱり、人が多いですねぇ。

用事を早く済ませ、高尾山にでもナイトハイクしようとおもっていました。

1/11以来の山のはずでしたが、用事が長引き時間的に無理になってしまいました…残念。


本題に入ります。


僕は一体自分のどんな力で、誰かを喜ばせることができるのか。そう、考えずにはいられない素敵な記事をアズ直子さんが書かれています。
ぜひ紹介させて下さい。

彼女は、アスペルガーという発達障がいによって、会社勤めが厳しいと感じた。

だからこそ、
好きな場所で、好きな時間に自分が得意なことをお仕事にしたい。

そう考え、実践し、今ではノートパソコン一つでOLさんの平均以上の収入を得ることができるようになったそうです。



 

独立起業。

なんだか花形というイメージがありますが、例えばアズさんのような発達障がいがあったり、出産で子供と一緒に過ごしたい、コミニュケーションがうまくいかずうまくやれない、

一見わからない吃音だって、コミニケーションが取れずに社会に馴染みにくい場合もある。

そういった人たちが自分を楽にするための「独立起業」という形もあると、言っています。



仕事とは何かといえば「人に必要なサービス」を提供すること。

人の役に立って喜んでもらうこと。




アズ直子さんがかさこ塾や勉強会でお話するのを聞いたり、ブログを読んでいたりすると、

人の役に立つことを考える
自分に一体何ができるのか、

ということが言葉の節々に出てくる。

やっぱり、それが彼女が考えてきたことなのだろう。そういう根本での考え方、ぶれない北極星があるから成功できているのだと思う。


アズ直子さんはブログの中で、


〜〜〜〜〜



「自分がいったい何をしたら、人が喜んでくれるかを考えて行動すること」

自分ができることを考えるのと同時に、

すぐに信頼関係を結べる、近所の方や、ママ友、Facebookやブログを見てくれる人に、

喜んでもらえるサービスやその提供方法を考えることから始めるのです。



明日、誰のために、何をしたら喜んでもらえますか?


〜〜〜〜〜


ブログより抜粋


僕は好きなことをして
人をよろこばせたい。

お金を得ることよりも、
好きなことで人を喜ばせて見たい。



僕は、かさこ塾で

旅写真と写真や言葉つけた
スライドをつくった。

塾生の前でプレゼンをした。

時間内に終わらせることはできなかったけど、


写真がいい!
一番印象に残ったプレゼンだった!

そう言ってくれる人もいた。

カン ボ ジ ア でコンプレックスを乗り越えた笑顔に出逢うまでの旅日記も、


感動した!
とか

すごく良かった!

ひろしくんの文章好き!

と言われる。




写真のことも
記事のことも


感動した…などと言われても、そんなことはじめて言われたので嬉しくもあったけど戸惑った。

もちろん自分にしてはかなり素敵なものができたと思っている。

でもこんなに僕は人の心に響くものだとは思わなかったのだ。


だから、評価されても信じがたい自分がいる。


でもこれは得意なわけでもなく、とても上手なわけでわないけど、好き。楽しい。

これは僕の好きなことの延長線上にあるできることなのかもしれない、とも思った。


自信。


自分を信じると書いて
自信。

自信なんてなかったけど、とりあえず、やって見たら、楽しんでくれた人たちがいた。

それから、旅写真と僕を支えてくれた言葉たちのカード。


欲しいと言ってくれた友人がいた。

その友人に送ってみようと思う。喜んでくれるかな。


いまのところ、きっとこれが数少ない僕ができる人を喜ばせることができることなんだ。






カードに関して、欲しい方がいればご連絡いただければと思います。

カードについてはこちら↓





怒鳴なり、罵声を浴びせるソムリエ〜それでも僕は彼が好きだった。



学生時代、僕は接客の仕事をしたが、どもってもやりがいを持って仕事をすることができ、自信になった。 

そして、また人と接する仕事をしたいと思うようになっていた。


ホテルでサービスマンの仕事がしたいと、何個か受けた。

面接でめちゃくちゃどもり、うちは接客するんですよ?なんて言われながら、落とされ続けた。

面接何件目かで、履歴書を忘れてしまい面接の15分ぐらいに前にすごくどもりながら、

履歴書を忘れてしまったので、面接の日を改めさせて欲しい

と電話して改めて面接してくれたところが結局採用してくれた。


最初は、格安で回転率重視のいわゆる結婚式ホテルに派遣された。

しかし、すぐに人が足りないと他のホテルに行くことになる。

それが、僕にとってとてもいい経験をさせてくれるきっかけを生んでくれた。

そこはサービスマンは男性のみののフランス料理レストラン。歴史ある有名ホテルのメインダイニングだ。

僕はどもるだけではなく、すごく鈍臭いところもある。

初日に入った時は、婚礼で緊張のあまりお客さんに出すはずのお肉をすぽーんと見事に地面にひっくり返した。

それを見ていたマネージャーは

あーあ、これ一皿5000円するんだぞ。ばかやろう。


まあ、初めてだから仕方ない。そう言って許してくれた。

しかし、その後も何回もいわれた。ネチネチとネタになるくらいに~_~;笑



ここのホテルの人はみんな本当にすばらしいひとばかりだった。すぐにみんながみんな大好きになった。

自分の仕事にプライドと誇りを高く持っているんだと思う。

どもるどもらないは関係ない。お前がどんだけ頑張ってるかを俺は見てる。

そう言って、どもっている僕をすごく可愛かってくれた。


仕事終わりには、

おい、ちょっと来いよ

って言われて

少しだけ高いシャンパンを飲ませてくれた。

どうだ?うまいか?

なんてシャンパンを飲ませてくれて、僕の話を聞こうとしてくれていた。

みんながみんな、仲良く楽しくしてお互いにサービスをしあっている感じとでも言えばいいだろうか。

みんなプロ意識がこの上なく高い。向上心だって、半端ない。

もちろん僕たちアルバイトにだって、絶対に邪険にすることはないし、全部これも素晴らしいサービスをお客様に提供するため、お客様に喜んで欲しい。その点でみんながみんな一致団結していた。


その中でそのレストラン、いやホテルの顔でもあるソムリエ。

彼は常に完璧を求める。

周りのアルバイトからはちょっと付き合いづらい、そんな彼。

知識も、経験も、十分すぎるくらいにある。

だからこそ、他のサービスマンにも完璧を求める。

そもそも噂ではアルバイトを入れること自体、いい顔をしていないようだった。

僕はよく彼に怒鳴られた。

特に、ソムリエだけあり、
ワインの注ぎ方、
グラスの吹き方、
片付けかたひとつどってもそう。

ラップの掛け方だって。

それに、歩き方やトレーの持ち方。


彼の目に付くと、裏に入った途端、

てめーなにやってんだよ。

こうするんだろ!

一通り注意が終わると、
関係ないことまで罵声を浴びせる。

これは僕以外の人でもよく怒鳴られている。鈍臭い僕はなおさら数多く怒鳴られた。


わまりの社員のサービスマンはあそこまで言わなくてもいいのにね。と、同情してくれる。


本当にきつかった。


でも、僕は彼のことを心から尊敬していた。

やっぱり彼もお客様のためというプロ意識が高かった。完璧を求める。



お客様が誕生日だとわかれば、僕らスタッフを呼び、

ピアノの生演奏とともに誕生日ソングを合唱させた。

こっぱずかしかったけど、

お客様が喜んでくれる顔をその場で観れることが、本当に嬉しかったし楽しかった。



僕は彼を、愛情に溢れた人だと思っている。


怒鳴って、きつい言い方しかできないのは、彼の不器用さ、そしてお客様にたいするプロ意識が僕らアルバイトの経験も知識も伴わない僕らのサービスを許せなくしていたのだと思う。

そして、なにより、伝え方はああだけど、僕らのことをよく見てた。

そんなことも知らねーのかよと怒鳴りながらも、関係のないことも罵声を浴びせつつ、いろいろ教えてくれた。

それに、どんな罵声をあびせても吃音のことはばかにしなかった。

たしかにどもって聞こえないと、聞こえないんだよ!もう一回言え!って、怒鳴られたけど。




彼の言葉が、態度が、悔しくてトイレで泣いてしまうこともたまにはあったけど、それでも僕は彼が好きだった。


彼は僕たちを成長させようとしてくれて、あえてそうしている。

僕は今でもそう信じている。






2014年4月26日土曜日

パタゴニア トレントシェル 〜通気性がよく軽量、コンパクト!オススメレ イ ンウエア



僕がこれを買う決定打になったのは、

通気性が良いレインウェアだということ。

僕はめちゃくちゃ汗かきます。
その上面倒臭さがりなので、こまめなウエアの脱ぎ着が結構ストレスだったりします。

でも、脇下に大きなベンチレーション(通気穴)がついています。

開閉式になっているので、雨の時は閉めておけば問題ありませんし、暑かったらすぐに開けることができる。

一度バックパックを下ろしてまで細かな脱ぎ着をしなくても、ベンチレーション開けると風通しがよくなります。

これだけでちょっとしたストレスが軽減されますなね。





普通のレインウェアは通気性よりも防水性が優先されるために、ベンチレーション(通気穴)が決められた規格でつけることができないそう。

このパタゴニアのトレントシェルはベンチレーションが付いているがために規格的にレインウェアを謳えず、ジャンルとしては、ハードシェル。

ゴアテックス(3レイヤー)同様パタゴニアの独自技術のH2noという2.5レイヤーの生地を使っていて耐久性撥水です。

「ゴアテックス」は3レイヤーなわけですが、これはゴアテックスの生地に表裏別の素材を貼り付けて、「表生地 ゴアテックス素材 裏生地 」の3レイヤーです。

また2レイヤーというのもあります。
「表生地  ゴアテックスやH2noの生地」の二枚のみ。防水素材がむき出しで、メッシュなどで保護されている場合が多いです。
3レイヤーに比べると確かに軽量ですが、ゴアテックスやH2noの素材がむき出しであり比較的に強度が弱いです。


また、このトレントシェルは2.5レイヤーですが、「表生地   H2no素材➕凹凸のあるパターンの生地にコーティング」でできています。この凹凸のあるパターンの生地が、H2noを保護します。

あと、こんな機能も。

このジャケットポケットがスタッフバック代わりになりコンパクトにまとまるんです。

僕はあんまり使いやすいと思わないので使いませんが…

詳しくは動画をご覧ください。


いかがでしょうか。レインウェア「パタゴニア トレンドシェルジャケット」オススメです!









2014年4月23日水曜日

あなたは花火。火を灯すだけで輝き出す〜色鮮やかな個性を発揮させて、その 個 性にみんな歓声を上げるの

最近、この曲ばかり聴いている。




たまたま職場でラジオを流していて、あんまり聞いてないなかったんだけど、この曲と曲とこの歌詞がとてもいいと耳に入った。

一生懸命、

Katy Parry      Firework


と覚えて、

それを帰ってからYouTubeで和訳付きのものを探した。

本当に心に響く歌詞でした。

順番とか関係なく要約して見ました。




まるで自分がビニール袋のように強い風で追いやられているように感じたことない?

全部最初からやり直したいと思ったことはない?


自分がすぐに崩れてしまいそうなトランプで作った家のように感じたことはない?

土の中に埋められて叫んでも誰の耳にも届かないような孤独感を味わったことある?

という問いかけから始まります。

でも、こう続く。それでもあなたにもチャンスがあるってこと知ってる?

心の中の花火はどんな状況だって消えない。
火を灯すだけで輝き出す。

夜空を思い通りに彩るの。色鮮やかな個性を発揮させるの。あなたの素晴らしさを見つけて、みんな歓声を上げるの。

あなたは花火なんだから。

自分は役立たずなんて感じる必要もないし、あなたは代わりのないかけがえのない存在。

扉が全部しまっているのは、あなたが素晴らしい道へと続くドアをあなたが自分の手で開くため。

灯りを灯すだけであなたは輝き出す。

あなたは花火なんだから。




この曲を聴くと元気が出ます。














2014年4月22日火曜日

もっと自分を好きになれ〜10年たった今、やっとその意味がわかった。




クラルスさんはご自身のブログの中で、旅の二週間ぐらい前からあれこれ考え事をし、優先順位をつけ、一番答えを求めていることに考えを集中すると書かれています。そして、飛行機に乗る前にその一番のことを空にポーンと投げてしまう。すると、旅の中で思わぬ形で答えが帰ってくる。とのこと。

僕も、旅の中で、ハッとする気づきを得るような経験をすることとがある。旅は的確な答えを導いてくれるセラピーなのかもしれない。

そんな想いを書いたクラルスさんの記事に僕のブログも紹介していただいています。

旅セラピー&お気に入り旅ブログご紹介
クラルス 元町中華街便り


旅して、なるべくして一人ぼっちになって、心の静寂と向き合い、ただこの時間を全力で楽しもうとする。そうしているうちに、あるべきところにあるべき答えがやってくるような気がする。


僕は20歳、初めての旅の時に大きな失恋をしていました。彼女は旅に行くことを最初は応援してくれていたのだが、直前になって一ヶ月近くも僕と離れるのは嫌だという。

私と、旅と、どっちをとるの?


そう聞かれた。そして僕は、彼女と別れることを選んででも、旅に出た。どうしても行きたかったのだ。自分で選んだとは言え、長距離バスの中で、変わらない景色を眺めながら、宿のベットで天井を見上げながら、その人のことを想った。ちょっと油断すると、ほんとうに良かったのかという迷いや後悔と涙が溢れ出てきた。

それでも僕は、その時の旅でなるべくして一人になり、旅をしながらいろんな人に出会い、景色に出会い、精一杯生きていた。自分を感じることに全力だった。




もっと自分を好きになれ。




それが、僕に降ってきた答えだった。


あの時の僕の恋愛というのは、恋愛なんかじゃなかった。確かに愛しあえる人がいて、幸せだった。けど、ちょっと息苦しくもあった。あんなに可愛い子がどうして僕のことを好きと言ってくれているんだろう。信じることができなかったし、失いたくなかった。だから、彼女の求める僕になろうと頑張っていた。彼女が泣いたら慰めたし、喜んだら一緒になって喜んだ。

好きだからそれでいいと思った。
でもそんなの恋愛じゃなかった。
いくら好きだからと言って、自分を殺してはいけない。僕は彼女をすごく尊敬してたし、素晴らしい人だと思ってた。そういう人になりたいとも思っていた。でも苦しかった。すきだけど、すごく苦しかった。


結局は旅から帰ってもう一度復縁した。でも、またすぐにうまくいかなくてまた別れることになった。



彼女が僕の人生から出て行ってしまった。彼女なしの人生なんて考えられない。完全に依存してしまっていた。死ぬしかない。そのあと一年以上の間、記憶が未だに曖昧だ。でも僕には、死ぬ勇気なんてなかった。強く生きたいと思っていた自分に気づいた。人に合わせてばかりで、ちゃんと自分の道を生きていない、できなかったからこそこと死にたいと思ってしまう。それは裏を返せば、ちゃんと生きようとしてるというしてるということ。


そう、もっと自分を好きになれ




あれからちょうど10年。また僕は大きな失恋をした。もう一ヶ月になる。めちゃくちゃ落ち込んだし、泣いたし、絶望したし、パニックになった。でも、もう大丈夫。10年経って、少しは自分が好きになっていた。彼女なんていなくたって、自分の足で歩いていく。そう思えるようになった。

今回は、ちゃんと自分の想いをぶつけることができた恋愛だった。素晴らしい恋愛だった。

でも僕は最後の最後、彼女にしがみついてしまった。もうどうにもすることはできないのに、またやり直せるんじゃないか、そうおもってその想いをおもいっきりぶつけた。綺麗なことばかりじゃない。彼女を責めたてた。別れることなんてない、やり直せるって責めたてた。



あの時、彼女は泣きながら言った。


もっと自分を好きになって。












旅に出て、答えを受け取ったとしてもそれはすぐに人生を変えるものであるとは限らない。ちょっとづつ、旅は僕を変え続けてくれていた。




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一つ、夢が叶った〜あの写真と言葉に込めた想い



僕の夢が一つ叶いました。

僕は最近、出会う方には「僕を支えてきてくれた言葉たちと、旅写真」つきの名刺をお渡ししています。

とある方に、



自信。
それは自分を信じること。



とメッセージを書いたカードをお渡ししていました。

その後のメールで、その言葉が今の自分と重ね合わせ、今の自分に必要なことなんだと思ってくれたというのです。



この言葉は、何百回何万回と繰り返し自分に投げかけてきた言葉です。

僕は、自分のことが嫌いでした。

僕なんかなんにもできやしない、そう思っていた。

いつも自信がなくて、ナヨナヨして。



今だって、自信がなくなってしまうことだってあります。

でも、この言葉を知ってから、

できる、大丈夫。

そう自分を信じるようにしたんです。

信じたら、力がみなぎってくるし、できないかもしれないと思うことでも、失敗したっていい、大丈夫だからやってみよう。そう思える。



この「旅写真と僕を支えてくれた言葉たち」のカードに、この何百回、何万回って繰り返し自分に投げかけてきた言葉の代わりになってくれないかな、という想いがあります。

もちろん、全員の方に響く言葉だとは思っていません。

でも、僕のようにコンプレックスを抱えてふさぎこんでしまったり、前を向きたいけど勇気がない、そんな人の中には、この言葉が響いてくれる人もいるかもしれません。

そんな人たちがたまたまカードをもらってくれ、部屋どこかにに飾ってくれて、たとえば毎日出勤する時に、この言葉と写真を見て、よし今日もがんばるぞ。そんな風に思ってくれるなら、ほんとうに嬉しいです。







2014年4月21日月曜日

たくさんの出会い〜名刺は本当に武器になった


昨日はブログを始めるきっかけになったかさこ塾のかさこさんが主催する、かさこオフなるものに参加しできました。


かさこ塾メンバーとの再会もあり、新しい出会いもたくさんありました。

約50名ほどの方が参加していたようです。

僕も、写真&僕を支えてきてくれた言葉たちを名刺の裏側に入れ、それがあるだけで人前に出て行くのはいつもよりもちょっと自信が増している気がします。




お食事は、味噌ソムリエの小野さんが用意して頂いたようです。

食前酒に甘酒がありお味噌汁があり、玄米のビビンバ?など健康志向の強いお食事もとても美味しく頂きました!


実は、甘酒がめちゃくちゃ美味しかったです!

甘酒大好きなのですが、あんなに美味しいものは初めて飲みました!

さすが味噌ソムリエさん!
甘酒も頂いたのでまた改めてご紹介させていただきます!

今日の目的は

たくさんの新しい面白い出会いや、

ブログを読んでいただける方を増やそうという野心を心に秘め、

名刺を武器にたくさんの方とお話しすることができました。

名刺がなければここまでいろんな人に話しかけようとは思えなかったと思います。

このかさこオフでは全員が二分以内の自己紹介をする時間があます。

これだけ人数がいるといろんな経歴の持ち主や様々な活動をされている方がいますね。

僕は本当に最初の方の順番で、緊張して待ってる時間が短くよかったです^^;

どうやったら吃音の僕がこんな大人数の中で印象に残る自己紹介ができるのかと考えていました。

でも、ある意味どもってること自体が結構特徴でもあって、内容はどうあれ印象的な自己紹介になったかななんて勝手に思ってます^^;

四年半の大失恋をネタにしたギャグも今日は笑いがちゃんと伝わりました!よかったぁ。ホッと一安心。


行ってとてもよかったなぁと思うのは、

名刺を渡したタイミングで、何人かの方にブログ読んでます!とおっしゃっていただいたり、

Twitterで繋がっていた方と実際お会いできたり、

新しく20数名の方と名刺交換することができました。

こんなにたくさんの方と一度に名刺交換したことがなかったのでいい経験になりました。

セルフブランディング実践の良い機会になりました。

これからブログも、セルフブランディングもどんどんブラッシュアップしていけたらと思います。



昨日お会いした方々と、また何処かでお会いできたら嬉しいです。

ありがとうございました!




2014年4月20日日曜日

苦手だと思ってたことが、本当は大好きだった〜僕にとって旅は魔法



僕は吃音だ。

15歳だったあの頃、僕はどもるから人生を捨てるしかない。

そう思っていた。

どもるから友達も少ないし、勉強もできない。どもらなければ、先生や親や周りの同級生にもっと認められるはず。

そんな風に思ってた。

どもってしまうと、途中で話すことを諦めることもたくさんあった。自分の想いとか楽しかったこととか、いやでどうしょうもなかったこととか、どもるから途中で諦めてしまう、伝えることを。

そうやって、自分の言葉を押し込めてきた。

そのうちに、自分のことを話すことができなくなっていた。

嬉しい時も、悲しくて助けて欲しい時も、なんて言葉にしていいのかわからない。




そんな僕は、沢木耕太郎の深夜特急を読み、こんな旅の世界があるんだと夢中で読んだ。

戦場カメラマン一ノ瀬泰造を題材にした地雷を踏んだらサヨウナラという映画に心揺さぶられた。命をかけてまで、クメール時代のカンボジアで命をかけてまで撮りたいと乗り込んで行ったアンコールワットとはどんなところなんだろう。


僕は20歳の時、無理を承知で職場の人に旅に出たいので一ヶ月休みをくださいとお願いした。

すると、笑顔で行っておいで、と帰返ってくる。

職場の理事長は自分が筋ジストロフィーと言うどんどん筋力が低下して行く障害者だった。一リットルの涙の主人公も子供の頃は普通だったが、だんだん筋力が低下して歩けなくなっていった。彼女も筋ジストロフィー。

「僕にはやりたくたってそんなことはできない。やりたいと思うなら行っておいで。後悔して欲しくない。」



そうやって快く送り出してくれた。

そうやって僕は旅に出て、ある女の子の笑顔と出会う。

それは今までの価値観をいい意味で変えてくれるものだった。

あの出会いからおよそ10年が経った。

今だって、僕はめちゃくちゃどもる。バカにした態度をされることもあるし、道を聞いたって、病院の受付だって変な顔をされるとこもある。自分の言葉で何かを伝えることだって相変わらず苦手だ。



それでも、それでも。



僕は変わった。

吃音だからと言って、いっぱい落ち込むことはあったってそんなに卑下することはないんだ。人生を捨てるしかないなんて思うことないんだ。

悩んだってそうやって最後には思える。


旅で、自分らしさを出す。

勇気を出して声をあげて、嫌な思いもして、

苦手だと思ってたことが、大好きだったと気づいた。

僕にとって旅は自分らしさを出す魔法だった。



カン ボ ジ ア でコ ンプレックスを乗り越えた笑顔に出逢うまでの旅日記シリーズ

お時間がなければぜひ④だけでもお読み頂ければと思います。

それでは、よろしくお願いします。



http://outdoorbackpaker.blogspot.jp/2014/03/blog-post_30.html
どもるからなにもできない、でもとりあえず旅に出てみた〜カン ボ ジ ア でコ ンプレックスを乗り越えた笑顔に出逢うまでの旅日記①

異国の地で初めての国際バスチケット手配、パスポートのアラブ人〜カンボジ ア でコンプレックスを乗り越えた笑顔に出逢うまでの旅日記②

http://outdoorbackpaker.blogspot.com/2014/04/blog-post.html言葉の問題もある。価値観の問題もある。旅で怒りの感情を素直に出せた。〜カ ン ボ ジ ア でコ ンプレックスを乗り越えた笑顔に出逢うまでの旅日記③

http://outdoorbackpaker.blogspot.com/2014/04/blog-post_2.htmlそうだ、言葉だけがコミニュケーションじゃない〜カン ボ ジ ア でコ ンプレ ックスを乗り越えた笑顔に出逢うまでの旅日記④


簡単なものですが、
自己紹介ムービー作ってみました。




話し下手で吃音のぼくにこそ必要なスキルだった。



このブログをはじめるきっかけになったかさこ塾という好きを仕事にするセルフブランディングの授業。二期生が募集されているようです。

話し下手や吃音の人にこそ必要なスキルだと思った。

自分が何が好きなのかを考え、

それをどう見せるのかを考える。


自分らしいプライベート名刺、
好きなことのブログを書きホームページも作る。



セルフマガジンを作ったり、
ポートフォリオを作り持ち歩く。



人と会って

その時はどもりまくったって、
なにも話さなくたって、

あとでそれらが多くを語ってくれる。

かさこ塾二期生が募集されるようです。


  僕のかさこ塾の感想


 講師の世界を旅して、写真を撮り文章を書く、カメライター かさこさんのweb page

  かさこワールド

  つぶやきかさこ

お申し込みはこちら。サンクチュアリ出版。




2014年4月18日金曜日

言葉だけがコミニケーションじゃない。〜それでも言葉で伝えたいことだって あ る



吃音で、何が言えなくて悔しいかって、そりゃあ、ありがとうとっていう言葉。

吃音でも人によって言えない言葉は違うと思うけど僕の場合はありがとう。

吃音の人は多いと思うが、とっさに言えない言葉を言わなくてはならない(言いたい)状況になった時、僕は自分の言える言葉に言い換えている。

僕の場合は、特にありがとう、の「あ」が言いにくい。

だから、すいません、と言う。


もちろん、吃音が出るの覚悟で、
言おうとあがいていることもあるが、途中で諦めて
すいません。

と、言ってしまっていた。

今だっていっぱいある。

なんだか、いつだってすいませんて謝ってばっかりだ。


すいませんて言う言葉はとても便利だ。
そのうちありがとうの言い換え以外でもすいませんが僕の口癖になっていた。


自分に非がなくても、なんとなくすいませんと謝っていることさえある。


すいませんという言葉は、とても危険だと思う。

自分を卑屈にさせる。

謝ってばっかりで行動まで卑屈になっている。

そう指摘されたこともあった。


ひとこと伝えるのにそんなに時間をかけるのは相手に申し訳ないと思っても

言葉がでなくて

はっ?って言われたって

相手に変な間を与えたって、


ありがとうと言いたい。


僕は、ありがとうということを極度に怖がっていた頃、海外に旅に出た。

そこで気づいた。

ここは日本語じゃないんだ!

Thank you でいい!


たまたまThank you なら僕は言いやすかった。

だから、感謝の気持ちをちゃんとした言葉で伝えられないのではないかという不安はない。

買い物をしても

Thank you

道がわからなくて人に聞いても

Thank you


これを言えば、感謝の気持ちがポンと伝わる。
卑屈になる必要なんてなかった。


言語は違えど、感謝の気持ちをストレートな言葉にする喜びを覚えた。


確かにコミニケーションは言葉だけじゃない。顔の表情や、伝えたい想い、いろいろ要素はあると思うけれど、言葉で伝えることでストンと伝わったりすることもある。

僕はまだまだどもる自分を受け入れることができていないと思う。

だから、どもって変な顔されたら傷つくし、落ち込む。どもるから喋るの嫌だなとも思う。

それでも。それでも。
どもったとしても心から、ありがとうが僕は言いたい。


2014年4月17日木曜日

旅写真と僕を支えてきてくれた言葉たち


ここ数日、二日連続の花見でハッチャけ過ぎたり、胃腸炎になったりで、いろいろありましたが(笑)、こんなものを作って見ました。

僕にとって何ができるのか。

ずっーと考えていました。

ぼんやりとはイメージはありました。

名刺の裏になんとなく写真と言葉をつけてみよう。

そんな考えで作業スタート。

結果、できたものは、

僕が旅に出て撮った写真と、今まで大変だった時に支えてくれた言葉たち。

どんなに不安でも、前を向くしかない

逃げるところなんてどこにもなかった

自信。自分を信じること。

など今のところ10種類。


イメージしているだけだとわかりませんでしたが、本当にいいものができたとおもいます。




これから名刺をお渡しする方が、すこしでもハッピーになりますように願いを込めて。





2014年4月13日日曜日

つぶやきかさこに、このブログが紹介されました!



先日、カメライターのかさこ たか さんに取材&僕のことをブロク記事にしていただきました。




かさこさんは、このブログをはじめるきっかけになったかさこ塾の先生だ。


今まで感じてきたこと、旅でのコンプレックスを乗り越えた旅のエピソードが、端的に記事になっていて、自分を客観視するにもすごく役に立ちました!

ぜひお読みいただきたいです!

その、かさこさんのブログ つぶやきかさこ 

また、世界を旅するかさこさんのホームページ「かさこワールド」では行った国の写真が本当にたくさんと、最近は生き方や働き方のページも開設されました。




旅歩家Hiroshi Kikuchi のTwitter&Facebook


2014年4月11日金曜日

本当に愛に溢れた人だと思った。〜旅での出会い。帰りの飛行機の中で出会っ た 女性



一人旅。
初めて一人で海外に行った時は、ほんと魔法のようだと思った。僕はどもるから人生何もできやしない。そう決め込んでた。こんな僕でも、見知らぬ外国に行って、見知らぬ人と話すことができて、仲良くなって、友達になって、ということが信じられなかったし、普通にそういうことが起きた。15歳の時、お風呂に入りながらどもるから何にもできないなんて思ってたことが、全て吹っ飛んだ。


初めての一人旅。シンガポールから帰国する飛行機の中。その時、隣に座っていたのが、シンガポール人のジャッキー。どもりながらだったけれど、たどたどしい英語で、いろんなことを話した。

本当に素晴らしい人だと思った。カナダで子供達に英語教師をしていたというが、本当に教師をらしい人格というか、ほんとうに愛に溢れた人だと素直にそう思った。出会った当時は大手銀行に勤めていて日本でも働いたことがあるというキャリアウーマン。


素晴らしく明るく、優しくて、いつも笑ってた。そして力強い。家族や友達を何よりも大切にする人だった。メールアドレスを交換することになったのも英語の勉強したいんだったら、私にいっぱいメールして。私がチェックしてあげる、と。それから僕は、ちょこちょこメールのやりとりをするようになった。

それから少したち、僕はシンガポールを起点にインドネシアを旅することにした。その時に、彼女たち家族を訪れることになった。シンガポールはそのとき二回目だったけれど、本当に綺麗で、でもいろんな文化がごちゃごちゃしたところもあって、刺激的なところ。


迎えてくれた、ジャッキー一家は本当に暖かい。特におかあさん。若い時に、中国の福建からシンガポールにやってきたんだというが、公用語である英語も喋れない。シンガポールでは華僑のコミニュティからでなければ、中国語で事足りるのだ。僕らに言葉で会話する術はなかった。

それでも、家にいる僕のことをとても気にしている。直接中国語で話しかけてくるか僕が

『?』


と顔をしてると、『ジャッキー』、と通訳を呼ぶ大きな声が飛んだ。



お風呂は?ご飯は?今日はどこにいくんだい?

と、中国語とジェスチャーに漢字の筆談やごくごく簡単な英単語で返す。

だいたいジャッキーがそばにいて通訳してくれたが、ふたりきりの時に、おかあさんはもしふたりの気持ちが通じあわなくても、少しの沈黙の後、

『あっはっは!!!!』

なんでもないなんでもない!と、手を振る。
本当明るい。


お父さんは、ほぼ椅子にすわってうつむいて寝ていた。(僕にとってはおじいちゃんぐらいの年齢だし、実際似てる)それでも、お父さんも僕を気にしてくれてるようで中国語で静かに何かを静かに語り続けた。僕はイチミリもわかりませんが暖かい優しさだけはは伝わりましたという顔をして相槌を打ちながら聞いた。

訪れたのは旧正月だった。手作りの正月料理をふるまってくれた。
お兄さん二人とともに、家族で食卓を囲んだ。兄のマーフィーは旅行関係の仕事だったので、旅のプランを一緒に考えてくれた。もう一人の兄ケイは夢をアツく語ってくれた。僕はエンジニアだ。この技術で途上国を救うんだ!英語力のない僕に、ゆっくり、アツく語ってくれた。

ひととおり家事が終ったおかあさんは僕の隣に座り、『はうつー???』(おいちー???的な中国語、のはず!)とにこにことした表情でじーっと僕を見ながら聞いてくる。
ほんとのお母さんみたい。

旧正月なので花火を見に行かないかとジャッキー誘われた。ジャッキーとシンガポールのビル群をマーライオン越しに眺めた。

『ね、あれが私の働いている銀行よ。』

なんだかめちゃくちゃかっこいい。その夜、ビル群とともに夜空と海面に咲いた花は、僕の中では世界で一番の花火になった。

旅歩家 HIROSHI KIKUCHI



2014年4月10日木曜日

お前は喋ることもできんのかと、罵声を浴びせられて。〜初めての接客。それで もやり甲斐はあった。





学生時代、吃音の僕は初めて接客を経験することになった。喋れなくてお客さんには変な顔をされることもよくあった。

けど、やりたくなかった接客の仕事にもやり甲斐を見つけてほんのちょっと自信が持てたきがする。



「おいしいハンバーガーを作りたいです!」


面接で、そう言った。

その時に吃音のことも打ち明けた。


ハンバーガー店の店長は全く問題ないよ、と言ってくれた。とてもありがたいことに、その場で採用になる。



その仕事の初日は、サラダの仕込みでトマトやサニーレタスなどを切って盛り付けた。
店長は、そういう人と接しない仕事をさせてくれようとしたはずだった。

ところが、他のマネージャーや先輩アルバイトから店長に

「みんな今までのアルバイトは、レジができるようになってから製造に入るわけだし、吃音があっても例外にするのは良くない、やらせてみるべきじゃないのか。」

そう話していた。

店長は少し困り顔になったが、それを受け入れた。

僕がはじめて接客をすることになったお店はみんながとっても元気に挨拶をするとても爽やかなお店だった。


そこで僕は、最初の壁にぶつかった。

ありがとうございます
いらっしゃいませ

が言えなかったのだ。

僕はあ行から始まる言葉がとても言いにくい。

でも大きな声をだしてがむしゃらにやるしかなかった。

自動ドアが開いたら、
い、い、いらっしゃいませ!

レジ越しに商品を渡すときには、
あ、あ、あああありがとうございます!


声が出ないこともあったが、大声でどもった。

そのうち、大きな声で勢いがあれば

言いにくかった、
ありがとうございます、の「あ」
いらっしゃいませ、の「い」

いわなくてもなんとなく通じることがわかった。

りがとうございます!
らっしゃいませ!

そうやって一つ一つ逃げ道を探した。そうやってだんだんと自信がついた。

言えないこともたくさんあったし、お客様からすればしどろもどろに接客をしてるように見えていたかもしれない。

どもっても、こんな自分でも、大きな声を出してお金をもらっている。そんなことが嬉しかった。

そんなこんなで少し慣れはじめていたときの出来事。


いつも24時間営業の僕らのお店に、夜を過ごしにくる常連のおばあちゃんがいた。

彼女が、その日はもう一人お友達を連れてきていた。

いつものブレンドコーヒーを頼む。

今日は、二人なのでふたつ。
いつもくるおばあちゃんの方は、先に席を取りにお店の中の方に入っていった。

おばあちゃんのお友達と、僕は、カウンター越しに対面してた。

僕は、お会計の金額が、全く言えなかった。


息が詰まっている。

しゃべりたいけど、でてこない。

おそらく、口を歪めて歯痒い表情をしてたと思う。


そのときだ。


おまえはしゃべることもできんのかー!!!


店内に大声が響き渡る。

僕は固まった。
時間が止まったようだった。 

先輩がすぐに

申し訳ありません、といって対応を変わった。

いつものおばあちゃんも、お店のおくからやってきて、

この子はそういう子なのよ

と、言ってコーヒーを持って行った。


ショックだった。でも、そのときは何も考えられなかった。
「大丈夫だよ。あの時あんなに大きな声で、あんな言い方することないのにね。」
と先輩が言ってくれたこともその時は耳に入ってきただけだった。でもそれが、そのあと仕事を続ける上ですごく励みになった。


たくさんのできなかったことはあったけど、ほんとにやり甲斐のある仕事になった。

ある日、いつものようにレジでお会計が終わり、

…りがとうございます!

といい終わった僕を、店長が店の奥から大きな声で僕を呼んだ。


君は、接客する時の笑顔がいいよね!

僕は思わず照れ隠しで

「え?」

と聞き返してしまった。



「たまに褒めるとこれなんだから。
もう言ーわないよー」


滅多に褒めてくれなかった店長が、唯一あの時だけ褒めてくれた。


店長、ありがとうございます!