WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2015年10月29日木曜日

二人の世界



ドイツ、ミュンヘン。
僕はカメラを持って、素敵な街並みを歩いていた

すると僕の前にはこの二人の後ろ姿が。
ヘッドホンをつけて、腰をくねらせ、音楽手を左右に振り、ダンスのように歩く。
そして二人で大笑い。

カメラを向けてもダンスは終わらない、写真撮っていいか、というと大笑い。ひとしきり笑ってポーズをとる。


他の人の目なんて気にしない。幸せであふれた二人。
僕は彼らのこと、何も知らない。この二人がどんな関係なのかも知らない。

でも、この二人を見ていると、僕も幸せな気持ちになった。嬉しくなった。



昨日僕は、間違っているのかもしれないことをした。
でも、それが必要だと思った。僕自身も限界だった。だからそうした。
でもモヤモヤは消えなくて、そうしたことで、やっぱり間違っていたのかもしれないと思い悩んだ。

でも、今朝なんとなくこの時のことを思い出した。
幸せそうな二人。

間違っているとか、正しいとか、そんなことじゃなくて、そんなことは誰にもわからないのだから、もっと楽しく生きたい。

この時のことを思い出して、ほんのり幸せを感じる朝。

ブログ、しばらく更新していませんでしたが、再開していきたいと思います。














2015年10月4日日曜日

出発のひと騒動。それでも僕はミュンヘンについた。

オクトーバーフェストでパレードを見る観客

ドイツ、ミュンヘン。僕はしっかりと、バックパックの胸のハーネスを閉めて、飛行機を降り立った。朝7時。ガラス張りのボーディングブリッチから望むミュンヘン空港の景色はガラスに白い柱、美しかった。。そこに白いもやががった空気。ほんのりと寒さが突き刺さる。僕はヨーロッパにやってきたんだ、と口に出してみた。嬉しくなってくる。

この日はこれから数ヶ月の間行われるビールの祭典、オクトーバーフェストの初日、これに合わせてここにやってくる人も多いのだろう。入国がすごく並んでいてすごく時間がかかった。10時に知人と待ち合わせをしていたのもあって、すぐにバスに乗った。



正直、ここ、ドイツまで来るのは無理かと思った。



病気してしまってとか、
仕事が都合つかなくなってとか、
やむにやまれず状況になって、とかいうわけではない。


もっと軽い理由です・・・・・・・・

   恥かしい・・・・   


実は、飛行機にギリギリ乗り遅れそうになってしまった僕は、ワクワクしていたのもあって必要以上に早めに家を出ていたし、飛行機の中で読む本を古本屋で探していたり、細々とした必要なものがあったので、それらを買う時間は十分にあるはずだった。いや、実際あった。でも、間抜けなことにゆっくりしすぎた。時間を見てなかった。慌てて、電車に乗ったものの途中の乗り換えで航空会社のデスクに連絡して、遅れる旨、伝えた。約束はできません、と。そうですよね・・・。そういうときに限っておなかが痛い・・・なんとか乗り継ぎの時間で電話とトイレを大至急済ませ、成田空港に着いたのはチェックイン最終締め切りの5分前。すなわち出発の40分前。国際線は国内線以上に厳しい。でも僕は預ける荷物はないので、多少は待ってくれる。そう信じるしかなかった。エスカレーターを駆け上がり、汗が吹き出る。猛ダッシュでチェックインカウンターまで近寄る。走る僕を見て、チェックインカウンターにいた空港スタッフがすぐさま動いてくれた。間に合った。こんな時まで、大慌てしなければいけない自分をなんだかな、と思う。


旅が始まる前からいろいろあったけど、ミュンヘンにいる。空港からのバスからの景色はひたすらアウトバーンを走り、ひたすら畑。市街に入る前は、BMWの大きな建物が見えただけで、本当に広い地平線を見せてくれていた。市街に入ると、趣のあるどれほど昔からそこにあったのだろうと思われる建物ばかり。ドキドキしながら、バスはミュンヘン中央駅に向かった。







2015年10月1日木曜日

バックパックについたタグと、旅から帰って来ました、のご挨拶








そんなに飛行機に乗って旅をすることが、すごく多いわけではない僕がこんなことを言うのもなんなんだけど、いや、こんな僕だからこんな憧れがあるのかもしれない。あの、飛行機から降りてきてベルトコンベアから流れてくる預け入れ荷物についた紙切れ、タグ。

 横目にずっと羨ましかった。到着空港で、ベルトコンベアから流れてくる自分の荷物を待ち受けるあの光景。それに、あの出発した街を表す3文字のコード(通称 スリーレターコード。ニューヨークならNYCなど世界中の全ての空港にこのコードがついている!)がついた紙切れ。あのタグが付いているバックパックやスーツケースは、彼ら自身も僕も旅してきたんだ!そんな主張が聞こえてくるようで、わくわくする。空港で人間観察をする時は、これを見ると面白い。どんな人が、どんなところに行ってきたのか、想像を膨らます。なんというか、雰囲気を、感じる、とでもいうのかな。タグが、旅してきた存在証明をしてくれている、というか。

 今回、僕のバックパックにタグがついた。

荷物を預け入れしないとタグはつくことはほとんどないと思うのだけど、ミラノからミュンヘンにもどる時に、機内持ち込みの荷物の重さをチェックしてくれて、スリーレターコードこそないもののその印に、タグをつけてくれた。

ふだん海外に行っても機内に持ち込める荷物しか持たない僕は、タグがつくことはなくて、なんとなくもの寂しさを感じていた僕は、めちゃくちゃ嬉しくて、タグがついたバックパックを背負う僕の足取りも軽い。帰ってきて数日は外せなかった。ふだん使いのバックパックでもあったので、その、自己満足のタグをつけているのをみられるのはなんとなく恥ずかしくて、残念ながらも惜しみながら外した。


ドイツ、イタリアの旅から帰って数日。
旅から帰って来ました。
これから少しずつ、写真と思い出のお話をしていこうと思います。

イタリア、ミラノ。トラムに乗って。


ドイツ、ミュンヘン。レジデンツの近くにて。