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朝、家に食べるものがなくてコンビニまででた。
僕は昨日部屋から一歩も出ることができなかった。いや、布団の中から出ることができなかった。その前夜、美味しいものを食べ、お酒が入り、気持ち良くなって、帰りの電車、何回か寝過ごしてるうちに帰れなくなった。家まで5キロだったんだけど、歩く気力がなくて、ネット喫茶に泊まる。酔っていたのもあって、久々に嫌なことばかり浮かぶ。たのしかったのだろう。
家には、朝ゆっくりめに着いた。予定外の休みだったので山でも行こうかと思ったけど、朝帰りしてしまったためにもうそんな時間ではなくなっている。夜歩くのもいいかと思ったど、きずくと布団の中で意識はもうなかった。。正直ここしばらく本当に調子が優れなかった。その調子の悪さもその布団の中で絶不調を迎えた。何回か目は覚ましたけど、いやな思いが身体中を駆け巡って、現実逃避をするように眠りに落ちた。気づけば次の日の朝。
コンビニまで、朝日を浴び、感覚が研ぎ澄まされている。表現するのは難しいのだけど、なんというか旅に出て、知らない街を好奇心を持って歩いている。そんな感じだった。コーヒーの匂い。小さな生活音。かすかな雨の匂い。木々の匂い。色ずいた桜の葉色。完全には乾き切らないアスファルト。少しは雨が降ったのだろう。いろんなことが耳を通して、鼻を通して、目を通して。僕の心に伝わってくる。お昼には、休憩中に職場を抜け出し強い日差しのもと公園で昼寝をした。
そんなささやかなことたちを僕のこの感覚が受け止めたことで、最近のスランプから抜け出すことができた、そう思った。
僕は、部屋をかたずけ、自分の想いを文字にした。
受け入れることができないことなんて沢山ある。でもこうして、気持ちが落ちたことで、なんでもないこのあるがままを感じることができて、ちょっと耳をすませてみることで、限りない世界が広がっていることを感じる。
気持ちが落ちることで、いろんなことに敏感になり感覚が研ぎ澄まされるのかもしれない。だとするなら、必要な時だ。
僕はね、すべての人の前で笑顔は振りまけないし、優しい言葉だってかけられない。好きだな、友達になりたいななんて思うような人でもうまく話せなくて、逆に傷つけちゃったりして。やるって言ってるだけのことだっていっぱいあるし、飲みに行っても気が弱いから、いつもお酒の力を借りてばっかり。お酒がないと何もできない。
時にそんな自分を受け入れることができなかったとしても、落ち込んで、いろんなことを感じて。そんでまた元気になって。そんなこと繰り返して、僕は前に進んでいる。
旅する写真家。旅歩家。 HIROSHI KIKUCHI
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