WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2015年3月31日火曜日

とある日の記録〜前向きになれないそんなある日。気持ちが敏感にいろんなことを感じてくれる。



とある日の記録・・・

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朝、家に食べるものがなくてコンビニまででた。


僕は昨日部屋から一歩も出ることができなかった。いや、布団の中から出ることができなかった。その前夜、美味しいものを食べ、お酒が入り、気持ち良くなって、帰りの電車、何回か寝過ごしてるうちに帰れなくなった。家まで5キロだったんだけど、歩く気力がなくて、ネット喫茶に泊まる。酔っていたのもあって、久々に嫌なことばかり浮かぶ。たのしかったのだろう。





家には、朝ゆっくりめに着いた。予定外の休みだったので山でも行こうかと思ったけど、朝帰りしてしまったためにもうそんな時間ではなくなっている。夜歩くのもいいかと思ったど、きずくと布団の中で意識はもうなかった。。正直ここしばらく本当に調子が優れなかった。その調子の悪さもその布団の中で絶不調を迎えた。何回か目は覚ましたけど、いやな思いが身体中を駆け巡って、現実逃避をするように眠りに落ちた。気づけば次の日の朝。


コンビニまで、朝日を浴び、感覚が研ぎ澄まされている。表現するのは難しいのだけど、なんというか旅に出て、知らない街を好奇心を持って歩いている。そんな感じだった。コーヒーの匂い。小さな生活音。かすかな雨の匂い。木々の匂い。色ずいた桜の葉色。完全には乾き切らないアスファルト。少しは雨が降ったのだろう。いろんなことが耳を通して、鼻を通して、目を通して。僕の心に伝わってくる。お昼には、休憩中に職場を抜け出し強い日差しのもと公園で昼寝をした。

そんなささやかなことたちを僕のこの感覚が受け止めたことで、最近のスランプから抜け出すことができた、そう思った。

僕は、部屋をかたずけ、自分の想いを文字にした。
受け入れることができないことなんて沢山ある。でもこうして、気持ちが落ちたことで、なんでもないこのあるがままを感じることができて、ちょっと耳をすませてみることで、限りない世界が広がっていることを感じる。

気持ちが落ちることで、いろんなことに敏感になり感覚が研ぎ澄まされるのかもしれない。だとするなら、必要な時だ。


僕はね、すべての人の前で笑顔は振りまけないし、優しい言葉だってかけられない。好きだな、友達になりたいななんて思うような人でもうまく話せなくて、逆に傷つけちゃったりして。やるって言ってるだけのことだっていっぱいあるし、飲みに行っても気が弱いから、いつもお酒の力を借りてばっかり。お酒がないと何もできない。

時にそんな自分を受け入れることができなかったとしても、落ち込んで、いろんなことを感じて。そんでまた元気になって。そんなこと繰り返して、僕は前に進んでいる。



旅する写真家。旅歩家。 HIROSHI KIKUCHI

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