WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2015年3月13日金曜日

ジェットスター、成田〜沖縄・那覇〜初めてのLCC、ピリピリした機内。





必要に迫られて、旅の断捨離。 
せっかく安い航空券なんだから、あんまり余計なお金は払いたくない。機内持ち込みの荷物、制限を超えると高額な料金が課されるなんてジェットスターさん、ちゃっかり前もってメールもくれちゃって脅迫していますけど、ぼ、ぼくは、ぜ、ぜったいに屈しないぞ!そんなことを思い、チェックインに挑んだ。重さをはかっただけであっさりok。7キロだった。

僕は、余計なお金は賭けたくなかったので、座席も指定していなかったわけだけど、『もしよりしければなんですけど、無料でお席前の方にさせて頂くことも出来るのですが、いかがでしょう』どこでもよかったけど、アップグレードみたいない言い方だったので、『お、ありがとうございます!』そういって、感謝の笑みを浮かべた。



僕は指定された席に行くと非常扉の横だった。ある程度みんな座るのが落ち着くと、スッチーが通路を挟んだ両側前後二列、僕ら8人の非常扉軍団の前に現れた。彼女は世界早口言葉選手権に出れるほどの、饒舌さ、口角は上がり目はキリッとしていた。『非常扉横ですので、非常事態にはご協力ください。乗務員が脱出脱出というまでは絶対になにもしないでください。』、そう言い放った。そして、客の目を見る時間もないほどに素早く非常扉横の席の案内を手渡す。すごい。すごすぎる。彼女たちは、マクドナルドのアルバイトだってきっと上手にこなす。手際よく。正確に、素早く、レジを打ち、注文を復唱し、ハンバーガーをお客様に渡す。そしてそれを次々にこなしていく。

そして、離陸準備にあたりスッチーたちは客席通路に等間隔に立ち、非常事態の時の説明をした。
そう、飛行機に乗るとお馴染みの、あの何度も訓練されたであろう、無駄のない動き、ジェスチャー。

飛行機に乗ると、客室乗務員の名札はファーストネームで書いてあった。なので親しみを込めてこう呼ぶことにした。
きょうこちゃんとめぐみちゃん。それからひろかずくん。

僕のすぐ前でジェスチャーをしてくれたのは、きょうこちゃん。
スッチーって、きれいに髪型決まっているイメージがあるが、きょうこちゃんもそうだった。ほんの少し、数本、前髪が乱れていることを除いて。きっちりしているからこそ、その数本、額に垂れた髪の毛が僕の目を釘ずけにする。(しかも、彼女めちゃくちゃかわいい・・・)そんなこと気にしていられないほど、忙しいのだろう。LCCは初めてではあるけども、いままで乗ったどの飛行機よりも、乗務員はテキパキ動き、余裕がないようにみえる。





隣の人が、座席の下に荷物を置いていた。一息に『そちらお客様のお荷物でしょうかお預かりします!』コンマは入れる余地はなかった。早口だからか、口調が強く感じる。

ほどなくして、僕も彼女たちの危険人物として察知された。僕は、ほんの小さなウェストバックとカメラを首からかけていたのだけど、(こぶしふたつぶんぐりのほんの小さなもの!)そのバッグとカメラをみて、『お手荷物は全て棚におあげください!』ウェストバックだけ荷物棚に上げカメラはは知らんぷりした。ヒロシくんの、ちょっとした反抗期。いいじゃん。カメラぐらい。座席で持っている荷物にとりわけ敏感なようだった。

そして、飛行機の中で食べようと思っていたチョコレートをバックに忘れた、そうおもって、シートベルトサインのついていないタイミングで立ち上がって棚に手をかけた。前の方から、『お客様!席におすわりください!』またまた、すこし強いと感じる口調が刺さる。

だんだんアツくて、僕はきていた薄手のセータを脱いで手に持っていた。飛行機はとうとう着陸態勢に入るとアナウンスされた。乗務員が、一つ一つの座席の最終確認。すると、僕のところで腰を屈め話しかけた。

『お客様お手持ちのジャケット着て頂いてよろしいでしょうか!』『は、はい・・・・・』ひろかずくんは、今回は少しだけ申し訳なさそうだ。


初めてのLCC体験。めちゃくちゃ楽しかった。勘違いしてほしくないのは、僕は批判しているわけではまったくないですよ。皮肉を込めているつもりもないですよ。むしろ、ジェットスターを利用してよかったと思うし、また絶対利用したいと思う。
でも、今まで乗っていた飛行機とはちょっと違うと思ったし、実際違った。価格の違いなのかもしれないけど、それがほんとおもしろかった。違いがあって当然。ANAを利用すると、倍額を出さなければならない。



安全を第一に一生懸命動いてくれたスチゥワードさんたちには本当に頭が下がる。
時間勝負でテキパキ動き、お客さんを相手するお仕事は、本当に大変だと思う。

ありがとうございました。


ちなみに、帰りの飛行機では、カメラやウェストバック持って座席に座っていましたが、何も言われることはなかった・・・・




旅歩家 HIROSHI KIKUCHI


FACEBOOK  HIROSHI KIKUCHI(基本承認いたします。)

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