ベトナムのホーチミンからバスでハノイまで南北縦断をして、いよいよラオスに入る。
ハノイからの22時間のバス旅を終わりが近づき、僕はラオスにいた。
ホーチミンとハノイでは、あまりの排気ガスと騒音にやられ、 ビーチでは引ったくりに腕時計を持っていかれ、デジカメもどこぞやで紛失。飯のとき屋台のおばちゃんですら、ふっかけてくる。 とてもいいところだったのだけど、疲れることもかなり多かった。
やっと一息つける。 そう思えたのは、ラオス。
ラオスに来たら絶対に行こうと思っていたところの一つ、バンビエン。
バンビエンでは、ソン川という川が流れておりタイヤ型の大きな浮き輪(チューブ)で川下りができる。
しかも面白いのは、そのチュービングがビールを一本買うだけでおまけとしてついてくる。
待ち合わせにつくと、僕だけ場違いな事に気づく。
みんな水着をきている中、僕だけジーパン&シャツ。イメージとしては軽いものだと思った。
バスで知り合って一緒に行くことになったK子さんですら水着だったが、もう遅い。覚悟を決めた。浮き輪に座るだけだ!
周りには水着にシャツという格好の欧米人がほとんど。
とりあえず、ビールを飲みながらゆっくり出発を待った。
そこには簡易なバンジーで川に飛び込むものもあり面白そうだったので、やって見ることになった。
係員は、これは危険だからと説明した上で、泳ぐの自信あるか?と、聞いてきた。
K子さんは
YAEH!!!
僕は、
ん…少し考えてしまった。泳げるってどの辺まで?普通に泳げるけど、自信はないしなーなんて考えていたたら、もうアンタはダメだってことになって結局できなかった。
Kこさんめちゃくちゃ楽しそう…
いよいよ、出発する時間だ。川に浮いたタイヤ型のチューブの穴にお尻をいれて勢い良く座った。
どっポーン!!!
僕はひっくり返って川に落ちる。。(笑)
その川はかなり深く、ものすごく慌てふためいてしまったが、すぐにラオス人が陸に引っ張ってくれた。
まあそんな事があり2回目できちんと座ることができ、全身濡れるがジーパンだった僕は吹っ切れた。
神様からの素敵なご褒美。(笑)
ゆったりと川の流れに身を任せ、本当に気持ちい!
K子さんの方は、川の流れに乗ってスイスイ行くが、僕の方は、あまりうまく川の流れに乗れずノロノロ。
いつもそう、僕は大概のことにおいて何をやっても人より時間がかかる。
まあそんなこともあるさーなんて、呑気に流れを楽しんでいた。
だいぶ遅れてしまっていた。
まわりにはだれも見えなくなったが、岸からはラオス人が手をふってくれた。
のどかだ。
ゴールはまだ先だろう、と思い流され続けた。
しかし、少しずつ、心細く、不安になってゆく…
つづく…
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