WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2015年1月13日火曜日

ちいさな30歳の奇跡。〜誕生日に、軌跡を振り返る。

31歳。1月10日。僕にとっての新年が始まった。職場で
今まではそんなことはなかったのに今年に限っては、プレゼントとケーキが用意され、暗がりの中、おもいっきりろうそくを消した。一度で消したかったが何回かおもいっきり吹きかけなければ小さな火は消えなかった。そして、その夜も、これまたろうそくの刺さったケーキが出てきた。この日二度目。今度はろうそくの火を全部消すことが出来た。これで願い事が叶う。本当に嬉しかった。それから、今年はいろんな人からたくさんのお祝いのメッセージを頂いた。恥ずかしくもあり嬉しい。友達だったけど疎遠になっていたり、知り合いだけど、距離感があった人もいたが、ここ一年でぐっと近くなったと感じる人が何人かいた。おそらくブログを始めたことが大きい。ブログが面白いとかつまんないとか、そういうことではない。ブログをやることで、僕自身がどんどんオープンになっていた。ブログによって心持ちが変わったのだ。

僕は去年失恋をしたわけだけど、その当時はそんなことは誰にも言いたくなかった。でもブログをやっていたことで何かを更新しなければ、そんな想いもあって、迷った末に思ったままを書いた。(失恋であることは言わなかったが)そしてある場での自己紹介、失恋をネタにしちゃえ、なんてある方からアドヴァイスをもらったのでやってみた。そしたら、予想外に笑ってもらえた。出来ないと思っていたけど、出来た。吃音のことだって、僕は吃音ですなんて声高には言いたくなかった。でも僕の吃音は、話せばどもるし隠しようのないこと。状況がゆるすなら、話す前に僕はどもりますと伝えるようにした。そうはいっても吃音のことも書いてあるブログは知人友人にはさらしたくはなかったので最初はFacebookにも更新情報も流していなかった。あるとき、あまり自分のことを話せないクローズな自分を変えたいという想いが振り切れた。失恋がきっかけでいろんなことを感じるようになり、考え、ブログのこともFacebookにも書かなくてはいられなくなった。Facebookでつながってくれている友人たちは本当に素晴らしくて、尊敬出来る友人がいっぱいいる。自分のブログをシェアするようになるとそんな人達何人かにもブログいいねと言ってもらえた。会うと、ブログ読んでるよ、なんて言ってもらえる。

そう、そういえば数年前、ある仲間たちの話。僕は彼らのことを本当に素敵だなあ、尊敬するなぁなんて思っていた。本当に仲が良くて、みんな一人一人個性的ですごーくいいところがある。そのときは、ある目標に向かってみんな楽しみながらがんばっていたのだけど、そんなきっかけで彼らと出会えたことは本当に嬉しかった。そんな彼らとの飲み会。ある打ち上げの日。その目標を僕は達成できなかった。でもやりきった。そんな想いだった。それは関係ないけれど、その打ち上げではどうしても自分のことが出せなくて、うつむいてしまった。誰と話すわけでもなく、お酒ばかりが進んで、静かに食べ物を食べていた。よくあること。そんなときはきまって、自分のせいなんだけれど、そんな自分に絶望して、自分の殻に閉じこもった。言い訳ばかりが頭の中を支配する。そんな自分が恥ずかしすぎて、お尻の穴がむずむずしてくる(恥ずかしいときはお尻の穴にくるって僕だけ???)『しゃべんないの?』て言われるけど、もうしゃべることが出来なかった。でもその中のひとりが、

『そんなん私たちと仲良くしたくないと思ってるとしか見えないよ』

と。目の前が真っ白になった。違う違う。そうは言ったけれど、心まではきっと届かなかった。僕はどうしてもそういう状況になってしまうことがある。人の多い飲み会なんかだと特に。自分から一歩踏み出せない。酔っぱらってたのもあった。ちゃんと話せる時もあるし、明るく楽しくしている時もある。だから余計に誤解される気がする。僕は家に帰ると布団の中に全身を埋めた。真っ暗な闇。僕はここが一番落ち着く。小さいときからそう。大きく傷ついたり、心の冷静を保ちたいときはこの闇に入った。からだを丸めて出来るだけこじんまりと。心臓がバクバクして、胸がずきずきする。違うんだ違うんだ。仲良くなりたいんだよ。でも出来なかった。何度も自分を責めた。なんでうまくしゃべれないんだろうって。ほとんど泣いていた。心が悲鳴をあげていた。でも何日かたって、友人が『そんな優しいこと言ってくれる人なんていない』そう教えてくれた。ほんとうにそうだった。あのとき彼女は思っていることをちゃんとぶつけてくれていた。



自信。自分なんて全然信じていなかったし、自分なんか何もないと思ってた。でも、失恋がきっかけになって悔しい想いをして『自分を変える』そう決めたんだった。そんな大好きな友人たちとも去年久しぶりに会えた。もっと自分のことオープンにする。ブログも毎日できなかったとしても、毎日更新のつもりで続けよう、そう決めたんだった。続けることが大事。そして、いろんな人に会うようにして、今までの友達を大切にしようとした。そうしたら、なんだか少しずつ変わっていった。なんでも話せる友人が出来た。いや、違う。僕が何も話していないだけだった。素直にFacebookに思ったこと、書いていたら、久しぶりの友人から飲もう、誘われるようになった。とっても明るくて、いつも周りのことを考えていて、底抜けの優しさがあって、すごく真面目な友人。尊敬していてまたあえるものなら会いたいと心に強く秘めていた人がいた。奇跡がおこった。会いたい、なんて言ってくれるじゃないですか!本当に、飛び上がる想いだった。30歳にもなって、人生初めてのコンパにも行ってみた。(あー書いちゃった・・・)そしたら、奇跡的にお誘いを受けてデートもしてみた。失恋をきっかけにマイペースかもしれないけど、変わると決めたら、ちいさな奇跡が少しづつ起こり始めた。


誕生日。人とのつながりを改めて認識できた日。いままで出会ってくれた人。このブログを読んでくれている人も含めて、ほんとうにどれほど支えられているか。感謝しかありません。ほんとうにありがとうございます。みんなが、幸せな1年をおくれますように。




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