ここはラオス、ドンデッド。
メコン川に浮かぶ4000の島の一つ。
なんにもないドンデッド。夕陽が最高にきれいだという。
唯一決まっていた予定は、サンセットを見ること。
島に行くと、レンタサイクルがたくさんあった。
自転車でしまを一周しながらサンセットポイントでも探そう。
そんな風にぼんやり考えた。
バンガローまったりしていたら、そのバンガローソンという少し年下かなというぐらいの女の子がやってきて話をした。
ラオス人にしては珍しく英語がわかった。
当たり障りのない話をしつつも、彼女の人柄が伝わってくる。
そして、サンセットの話になった。
ボートでもサンセットを見に行けるという。
自転車で行こうと思っていた僕は迷った。
ボートに乗りたい。
それに地図を持っていない僕は、最高のサンセットポイントまで連れて行ってくれるのは、ありがたい。
決めた。
値段を聞くと5万キップ。
たいていは4人以上でシェアしてチャーターするらしいが、ほかに誰も見当たらない。
正直高いと思ったが、べらぼうに高い訳でもない。
四人分の料金を払って、一人でボートをチャーターできる訳だから。
むしろ贅沢だ。
行きたい、その気持ちで、二つ返事でオーケーした。
最高だった。
おじちゃんが船を操縦し、
男の子と女の子もついてきた。
二人とも素直にまっすぐで、
ボートの上で風を楽しんだり
船の頭の方に立ってみたり
メコン河をしばし眺めることもあった
すごく素直に楽しんでいた。
どんなに自然とふれあえるところに住んでいても
自然は子供たちはもちろん、僕たちを飽きさせることをしない
自然は、心を解放して、自由にしてくれる。
二人を見ていてそう、思った。
ついたぞ、そう思ったらガソリンの給油だった。
タバコも買っている。
ついたぞ、そう思ったらガソリンの給油だった。
タバコも買っている。
男の子は、僕をからかい出した。
ニヤニヤしながら、カメラを投げて川に落とすぞって手でジャスチャーする。
僕はお返しに、足を引っ張って、河に落とす真似をした。
そして思いっきりお腹をくすぐった。
そんなことを何回か繰り返したら、彼は疲れたようだった。
船の一番前にぐったりと、横になって、眠ってしまった。
この彼、本当にばか。
愛すべきばか。
本当にまっすぐ。
ペットボトルを持って踊りだしたかと思えば、
そのなかにおしっこをしだす。
常に元気いっぱい。
そして疲れたら寝る。
素直すぎる。
さ
僕のかばんから勝手にスケッチブックを取り出し、(はみ出て見えていた)
そうやって僕らお客の邪魔をするなといつもおねいちゃんに怒られている。
そんな絵が好きなお姉ちゃんへの優しさ。
お姉ちゃんは、そのスケッチブックを彼女は僕に「返すね、ごめん」、と目で訴えた。
僕は「いいよ、描きなよ」とペンを渡した。
描いてるとき見ようとすると、慌ててその絵を隠して首を振った。
彼女は、やたら滅多に笑わない。
あんまり笑わない彼女が書き上げた絵をこちらに見せようとする瞬間、照れ笑いをした。
あまり笑わなかった彼女が笑った。
「上手だね」
そういうと、またかわいい笑顔になった。
彼女は絵を描くことが大好きなんだ。
素敵な洋服を着ていた女の子の絵を描いていた。
きっと素敵なファションデザイナーになれそうだな、そう思ったけど僕は言わなかった。
そうして僕らは、シーパンドン(4000の島)で、サンセットが最高にきれいなポイントについた。
この日の夕日は絶対忘れない。
I was almost falling love with her...
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ドンデッド島、ボートでのサンセット
自転車でもいいかもしれないが、ボートで片道15分ぐらいのサンセットトリップもいいかもしれない。
最高のサンセットポイントへ連れて行ってくれる。
ドンデッド島ではなく、シーパンドンの名もわからぬ島。
料金の目安 4〜5名より4〜5万キップでボートをチャーターできる。
僕はsmiling laoというバンガローで手配しましたが、ドンデッドの各バンガローで受付できるとおもいます。
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