WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2014年8月3日日曜日

ミャンマーで小さな旅の革命が起きていた。



この夏休み、タイに行く。
バンコクまでとりあえず行くことは決まっているが
ほかはまだいっさい決められていない

あと2週間をきった。

まあでも
ゆっくりとバスで北部をゆっくりまわってもいいし

国境越えをするにはやや心細い日程ではあるが、
ラオスも近い。カンボジアだってある。

バンコクからどこに行こうかと調べていると、こんな情報が!

去年夏、タイーミャンマーの4つの陸路国境から
陸続きでミャンマーを旅できるようになっていた!!!!

タイから陸路越境できる4つの国境

ミャンマー側/タイ側
タチレク/メーサイ
ミャワディ/メーソット
テーケー/スナロン

コートーン/ラノーン

今までもタチレク/メーサイやコートーン/ラノーン通過できてはいた。
ただ、限定パーミットで国境から数キロ圏内、日帰り
もしくは限られた都市にしか行くことはできなかったし

ヤンゴンまで行くには飛行機を使うしかなかった





つまり、これからは、

陸路越境でも、どこから入っても出ても
どんな旅をしようが自由になった!!



革命だーーーーーーーーー!!!!!


と、叫びたいくらいの衝撃と衝動にかられる。

今頃???

って声も聞こえてきそうですが・・・

来年には、バンコクからヤンゴンへの国際バスも走るようになるという。


____________

何にもないミャンマー 高熱でうなされるだけの3日間。

それでもそのなにもなさが魅力だった

5年以上前の話になるが、僕はタイのメーサイからミャンマー側のタチレイ、チャイントン、中国国境のモンラーまでの予定でオーバーナイト、3日間の限定パーミットを取得してミャンマー側に入国した。

ミャンマー語を教えてもらいつつなかよくなった
ミャンマー人の車をチャーターし、とりあえずはチャイントンへ。
何度も何度も検問があり、車をとめられ、身元チェック。

あまり難しいことはわからないけれど
これが軍事政権なのか、なんてぼんやりと考えた。


チャイントンについたそうそう宿の交渉で一悶着し
落ち着いて街に散歩にでた。

なんにもない。

車も人もあまり見ない。

お寺はとても立派だったが。

今考えるとこの頃から、少しずつ意識朦朧、らぼんやりしていた。
初めてのミャンマー。感傷にひたるはずが、ひどい疲労感。

それでも、僕の大好きなクレープを見つけ、一気にテンションがあがる。
アジアでよく見るおしゃれのかけらもないクレープとでもいおうか、
ローティを出す店がチャイントンにもあった。


そこに入ってローティを食べていると
視線を感じる・・・・・

本当にまっすぐ若者たちが僕らを見ていた。

何となく恥ずかしくどうしていいかわからなくて、
にっこり笑ってピースした

片言の英単語、
国境で教えてもらったミャンマー語
片言のタイ語で

いくつかの言葉のやり取りをするが、言葉ではほとんど通じ合えなかった。
でも、笑い合った。少しの時間だけど、楽しい時間を過ごした。


僕は街を歩き、やがて暗くなった。
ここがどこだかわからない。

あることに気づく。

唯一の宿に帰るための手がかりがない!

一緒にいた友人はあきれて何も言わなかった。
異国の暗闇の道で、宿の名前も記憶にない
どこをどう帰ればいいのか。

結局は親切なミャンマー人に救われた。
お金もとらずにあちこち宿を回ってくれた。

本当に頭が下がる。

そのあと僕は、ベットに横になり起きれなくなった。

ひどい高熱だ。

せっかくのミャンマー。
ベットに寝込みかたくなに食事を拒む僕に
無理矢理おかゆを食べさせてくれ
献身的に見てくれた友人のこと以外は
朦朧としていてほとんど記憶にない。

チャイントンまでモンラーまで行くはずだったその友人も
僕のためにもう2泊してくれ、
さらに心配だからとタイのメーサイまで一緒に戻ってくれた

大切な旅の時間。
これ以上は邪魔する訳にわいかなかった。

もう大丈夫。
ありがとう。

そういって、タイの国境で別れた。

初めてのミャンマーは残念なことにあまり覚えていないのだけど
もう一度、そこへ行く理由ができた。



ミャンマーを旅したい。



今度、絶対行く。
ゆっくり時間をかけて旅をする。

さーて、今回はバンコクからどこに行こう。

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