久しぶりに本を読んだ。
それも小説なんて、ここ1、2年は読んでいなかった気がする。
ばななが好き。
僕は、よしもとばななが好きだ。
彼女の紡ぎだすストーリーのなかには
見えない力偶然に見せかけた必然、運命、
そういったものがよく出てくる。
僕はそこに引き込まれる。
その紡ぎだされたストーリーたちは、
彼女の経験や感性、
普段から思っていること
信じていること。
そして、彼女の生き方そのもの。
そういったものが滲み出てきて
引き込まれるのだと僕は思っている。
僕は今、写真家 須田誠さんのワークシップを受けている
ここで僕はとても大きな大切なものを学んでいる
写真は、生き方そのもの
嘘はつけない
須田さんの言う写真のシンプルな撮り方は
LOOK 見る
FEEL 感じる
IMAGE 想像する
TAKE 撮る
自分の心動かされる瞬間を
よく見て、感じて、想像して、
そしてシャッターを切る
その一瞬一瞬にはストーリーがある。
自分と向き合い続ける時間の連続が心揺さぶる瞬間に導く
そんな時の連続が名作を生む
写真を撮っていないときに
何をしているのか、
何を思ってどう生きているのか
須田さんはそれが大事なんだと言う。
須田さんのワークショップで
ぼくの大好きな本、星野道夫さんの『旅する木』の一説が朗読された。
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写真以外の表現方法いつかある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。例えば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見たとするだろう。もし愛する人がいたら、その美しさやそのときの気持ちをどんな風に伝えるかって?
写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いてみせるとか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな。
その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって・・・・・・その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって。
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星野道夫『旅する木』より引用
小説でも、写真でも、キャンバスに絵を描くことだってそう。
表現する方法は何だっていい。
僕は一度カメラを手放した
でも、またこうして出会い
僕はまたカメラを手に取った。
僕は一度カメラを手放した
でも、またこうして出会い
僕はまたカメラを手に取った。
僕の心が、感動し、心動かされるような生き方をしているのなら
僕はきっといい写真をとることができるだろう
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