無事に完走することができ、
バスに乗る友人を見送くった
一人になった。
二日間思いっきり楽しんだ菅平トレイルランも
一人になって、ようやく終わったのかなと実感が湧いてきた
いよいよこの旅の締めくくり。
制限時間間でもう少し。
僕はまだまだ帰るまで時間があった
それなら最後の走者がゴールするまで、
芝生の気持ちいい会場の
ゴール前で、
ゆっくりと最後まで時間を楽しもう。
そう、思った。
そしたら、
制限時間を少しだけ残して、
最後の走者がやってきました。
と、実況。
奥さんと手をつないで。
大きな拍手とともに。
おめでとう。
思い返せば、本当にあっという間で楽しい日々だった。
人生で一番おいしいかも!
と思えるたこ焼きに期せずして、出会うことになり
パスタは無料だったので
何杯食ったのかわからないほど食べて
十分すぎるほどのカーボローディングをすることができたし(笑)
(*カーボローディングとはすごーく簡単に言うと、炭水化物を食べまくって使えるエネルギーを運動前に蓄えること)
トレラン講習会やコース説明で明日の状況を把握した。
そして、泊まったホテルマッキンリー。
本当にいい人ばかり、夕食も最高においしいすばらしいいところにだった。
鶏肉がとろけるぐらいに柔らかい
白身のフライもサクサクで自家製タルタルソースとよくあう
その宿に泊まっている人たちとも
楽しく盛り上がることができ、
気持ち的には最高の状態で、
レース当日を迎えることができた。
レース当日。
僕は緊張の中、テーピングをし、ゼッケンをつけた。
走り出したらちょっこと北アルプスが顔を出していた。
牛がすぐそばにいた
ここからの登りはかなりきつい
そしてかなり長い
それでもなんとか乗り切った。
そして小根子岳
友と再会。
ここからがすごかった。
下りなんだけど、コースがかなりテクニカルな様相。
細くて、
くねくね、
しかもでこぼこ
それでも急斜面。
体を前に出すと
ある程度スピードが出てしまう。
コントロールしながら
絶対無理しない
絶対無理しない
そう唱えながら走った。
最高のトレイルを楽しい想いもして
しんどい想いもして
もうだめだなんて思いかけながら
羊羹や塩あめ、
エナジージェルでエネルギーを取った
そして、怪我もなく、ゴールを突っ切れた。
僕は、できないかもしれないと思っていた壁を一つ破った。
走っている間は、どんなに苦しくても弱音はきそうになっても、
僕は絶対ゴールにたどり着くことができる。
そう信じきった。
呪文のように何回も唱えた。
自信。
やることを100パーセントやって来れた訳ではないけれど、
自分を信じ、一歩一歩進んでいったらゴールがそこにあった。
最後にゴールをくぐった彼も、
きっと、最後まで自分を信じていたに違いない
彼の奥さんもどんな想いで彼を待っていたのだろう
最後に手をつないで、ゴールをくぐった。
きっと、いろんな想いを押し切って
彼ならできる、そう信じて待っていたのだ。
だから最後、彼の手を取ったのかもしれない。
最高の二日間をありがとう。
最高の二日間をありがとう。
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