WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2014年5月5日月曜日

船は動き出す。〜式根島、楽しい時間をありがとう。






式根島からの船の出港は特別なことは何もないけど、なんだかとてもぐっときた。

これで旅も終わり。
もう少しここにいたかった。


船からはテープを投げ、
港からはみんなが手を振る

船が離れいよいよというところで
若者何人かが船を追いかけて走り出す。

手を振って、

バイバーイ
また来てねー


と、叫んでいた

これ以上進めないところまで行くと、立ち止まり、その若者たちは手を振り叫び続けた。



昨日僕は、歩き疲れ遅めの昼食を海岸に座りながら食べていた。

お酒も入り、気持ち良くなってそのまましばらく昼寝をした。

海にも少し入った。


同じぐらいの年齢だろうか。僕が座っていると、男性がチラシを持って声をかけてきた。


夜に彼の無料ライブがあるので、ぜひ来て下さい、ということだった。


その時は時間があれば…ぐらいのノリだったが、いってみることにした。



彼の音楽は、本当に明るく、ストレートで、パワーのある音楽だった。

地元の人たちや学校の先生、子供達もたくさん来ていたようだった。

特に、式根島の子供達はとっても元気で、素直そうな子達ばかりだ。

一番前で、彼とので音楽とともに盛り上がっていた。

彼の音楽は、島への愛、家族への愛、大切にしてくれている人たちへの愛。そんなことを歌っていた。

自分のおじいちゃんおばあちゃんを題材にした曲、東京に送られてくる島からの贈り物を題材にした曲、島のことを題材にした曲が歌われていた。

彼は、島出身でかれこれ10年ぐらい音楽をやっているということだった。

今は成功しているなんて言える状況ではないけど、

やり続ければ、絶対夢は叶う。

音楽をやり続けて、成功する!

彼を育ててくれた島の人たち、
島に来てくれた人たちの前で、

そう言い切った。

そんなメッセージを込めて、夢を追う人への応援歌もあった。

ライブも終わりに差し掛かったところ彼は、

式根島は人口約500人からなる小さな島だけど、みんながいつ島にやってきても、

ただいま、
おかえり、

そんな風に言い合える、
そんなあったかい式根島を大切にして行きたい。

彼が言うのだからきっとそんな島の良さは失われない気がする。

若い彼と、元気な子供達がいっぱいいるから。





船が出港する時、

また来てねー。


あの言葉はもしかすると、誰かに宛てた言葉だったかもしれない。

でも、僕の心にも響いた。

ここへまたやってきたら、
誰かが、おかえり。そう言ってくれそうな気がする。

彼が言うような、あたたかい式根島。

楽しい時間を、本当にありがとう。





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