WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2014年5月30日金曜日

トレイルランが教えてくれるもの

山の自然に触れるのに最高のスポーツ、トレイルラン。
山道や登山道などを走る。

ランと言ってもトレイルランはずっと走ってるわけではないく
登りは歩くことで体力を温存し、
下りなどでは、走って距離を稼ぐことができる。

かなり体力を消耗するので、
最後までいかに体力を残すかも考えなければならない。

山は好きでも
走ることが好きでもなかった僕が
なぜトレイルランを走るようになったのか。

それにはある人との出会いがあった。

その人が、自分の壁を挑戦して破っていけるということをトレランを通して教えてくれた。

彼との出会いは、高尾山のチャリティー登山イベントだった。
彼はそのイベントの主催者。

東北の被災地のために何か力になりたいと震災後すぐに精力的に活動し、チャリティーイベントを立ち上げたのだ。

みんなで高尾山に登り、それぞれ持ち寄ったものをオークションした。
高尾山山頂の先の一丁平というすこし開けた場所で行われたが、
主催者や集まった人たちはみんな明るくいい人で、とても盛り上がった。

収益は東北の大震災の復興のための資金にするという。


山を歩く彼は、すれ違う人すれ違う人に、みんな声を掛けて言葉を交わす。
山では出会ったら挨拶するのはマナーだと思うけど、それ以上に言葉を交わしている。
それも楽しそうに。

僕が、
すごいですね。
と言うと。

彼は、
そのときだけしか会えないから、
と言う。

明るくて、自由で、すごく素敵な人だと思った。



後日、しばらくたってから彼からメールが来た。

チームを作って、
トレイルラン大会を目標にみんなで挑戦して見ないか?

という誘いだった。

僕には体力も何もない
走るのだってそんなに好きではない

それでもやってみようと思えた。

彼の人柄や
みんなで何かを成し遂げ、
挑戦してもらいたいという彼ののアツイ想い

そこが一番の魅力だった。



登山の幅が広がる、そうとも教えてくれた。

登山をやっていきたいそう思っていた僕は、その言葉がとても魅力的な思えた。
一日に進める距離が、荷物を軽量化したり、走りを取り入れることで信じられない程により遠くに行ける。
今まで泊まりでしか行けなかったところが日帰りで帰って来れるようになる。
大自然の中を、小さなバックパックで思いっきり楽しむことができる。




はじめてのトレイルラン大会で僕は完走を果たした。

ゴール目前、

僕はもう倒れんばかりにふらふらしていた。

最後のきつい階段で
ひろし!がんばれ!
そう叫んでくれる人がいた。

クタクタでもうこれ以上の疲労はない、
もうやりたくない!そうとまで思った。

でも、またやりたい、チャレンジしたい。

不思議だけど、しばらくするとそう思えている。



いま、僕がトレイルランや山登りをするのは、
そこまでいかないと見ることのできない景色がある。

物理的にも、精神的にも、だ。


目の前の自分の壁をどんどん挑戦して破っていける感覚がそこにはある。
毎回、大自然に囲まれた環境で、自分が試され、進化していく。


だから、またやりたいと思う。

そんな気がする。


僕は、6月に怪我以来久々にトレランをする。

さぼることばっかりだったけど、

それでも走って、
怪我しないように
必要なトコを筋トレして
楽しめるくらいの
余裕の体力つけて


努力なくして完走は絶対にあり得ない。

トレランは、きついだけではない。

せっかく大自然の中を走るのだから
おもいっきり楽しみたい。

僕は、また一つ壁を破ることができるだろうか。

山歩家 菊地洋 のTwitter&Facebook

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