WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2016年1月16日土曜日

戦わない。



モアルボアルでバスを降りるとモーターバイクやらの客引きが7、8人寄ってきた。そのうち何人かが、『どこに行くの?』と声をかけてきた。でも、僕は今まで降りてすぐの客引きは避けることにしていたので、適当にあしらった。日本語でふつーに『あ、散歩、散歩。』と。それでもしつこいから、ちょっと街を見たいんだ。ジャストウォーキン!!といって離れた。でも後ろから一人が付いてきて、後ろからこんな言葉を投げられた。

サンノバビッチ!!!
(クソ野郎!!!)

なんでそんなこと言われなきゃなんないの??????でも、彼にとっては僕の、そんな態度が気に食わなかったのだろう。頭にきてしまった僕は反射的に僕は振り返って、彼に近ずいた。頭に血が上り、睨みつけたが、そこまででなんとかおさまった。同じように汚い言葉を浴びせることもなかった。彼を横目に通り過ぎた。よかった。僕は、旅に出る前に決めていた。戦わない。すこしぐらい嫌な気分になっても、ぼったくられたとしても。僕は、すこし参っていた。だから無理やりこうしてここにきているのに、戦う気力なんて振り絞りたくなかった。初日は夜に空港に着き、最終日は昼頃の飛行機だった。まるまる使えるのはまるまる二日。大切なたった数日の旅を嫌な気分で過ごしたくはない。それに、31歳最後の日。できるだけいい気分でいたい。


ツアーにすれば、こんな嫌な思いはしなくて済む。全て前もって決まっているのだから。でも、こういうこともわかって旅をしている。嫌なこと以上に素晴らしいことにも出会えると信じているから。



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