携帯電話もなくしていたので、いままでの連絡先にかけても繋がらないはず。ひどく心配性の母親が、この引越したタイミングで電話をかけてこないわけはない。繋がらなくて、すごく心配しているのだというのは簡単に想像できる。
そんなことを考えていたら、チャイムが鳴った。ほかの書留やら何やらとともに、お母さんから手紙が届いたのだ。少し厚みがあった。わかんないけど、あつい思いとか、そんなようなことがつらつらと書かれていたらどうしよと思っていたのだけど、そうではなかった。いつも通り、暑くてご飯食べてるのか、電話繋がらないけどどうしたんだとかそんなことだった。他に、実家に僕宛に届いた郵便物が同封されていた。とりあえず、心配かけて申し訳なかったので、母親の携帯にすぐに電話した。
もう30も過ぎているのに、母親にありがとうというのが恥ずかしい。でも、ありがとうの気持ちは伝えることは決めて、電話番号を押した。そうしたら、先に言われた。『電話してくれてありがとう』
約束はしなかった。でも、実家に帰ろう。お盆だし。こないだ実家でトイレ掃除してたら、お母さんが、リウマチで、最近、家の家事があまりできなくなってるから助かるって言ってた。たまには僕が、おうちを掃除して、普段できないだろうこともやって、そんで恥ずかしいけど、ご飯でも作って、お父さんお母さんが、すこしでも楽しい気持ちになってくれたらいいな。僕もすごくお世話になったおうちだしね。
代官山 comecafe&osamubar にて
『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』展示・販売中
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旅する写真家 HIROSHI KIKUCHI
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