ここの店主もあたたかくて、笑顔が素敵な人だった。
今回の旅はクジラのことと、座間味の宿ぐらいしか決めていなくて、ほかは成り行きで、ぐらいにしか思っていなかった。
飛行機に乗って、暇だったので機内誌に目を通していた。そして、目についたのは那覇の特集。そこに紹介されていたのが『てんこもり』。
てんこさん。それは店主の名前。だから、てんこもり、と名付けたそう。もともとてんこさんは、月光荘というゲストハウスの宿泊者だった。そして、毎朝自分で食べるために、ご飯を作っていた。そうしているうちに、てんこさんのごはんが評判になり、お店にしちゃえば、となって実際お店ができてしまった。
笑顔が素敵なてんこさんの切り盛りする『てんこもり』は、そんな月光荘の一角。宿泊はしなくても朝食だけ食べることが出来る。ゲストハウスも沖縄らしい?古民家を利用してがあるが、『てんこもり』もそのとなりに増築されたツリーハウスでありテラスのような、アジアの屋台のような、那覇の空気を感じながらご飯を食べることが出来る。旅好きとってはとっても素敵な空間だなと思った。
自分が食べることが出来ないものは出したくない。そういって、素材にこだわり、心も込めてご飯を作っている。優しい味。500円という値段は本当にいっぱいいっぱいだという。これだけ素材にこだわり手間ひまかけて、儲けるような値段設定ではないのだと思う。『ジェットスターの機内誌を見てこようと思った』そう伝えるとすごい喜んでくれていた。
ここは夜、旅人たちがゆんたくする場所になると言う。ゆんたく。沖縄のことばで、人が集まってワイワイすることらしかった。毎晩毎晩、ここに泊まっている人たちも、そうでない人たちも、いろんな旅人たちがここに集まって、食べ物や飲み物を持ち寄り、ゆんたくする。そんなことを教えてもらった。きてください、そんな優しいことばをかけてくれたので、旅中のいつかはここに来たい。そう思って、席を立った。
旅の最終日、飛行機が朝10時だった。
時間もあるし、ここの朝食を食べてから帰りたい。そう思ったので、またやってきた、
平日は毎日メニューが変わり、週末の2日は同じメニューだと言う。最後の朝食のメニューはこれ。それから、本場のプーアール茶がついた。100円で煮卵をつけてくれるというので、お願いする。
そうして、僕は空港に向かった。
どんな旅になるか不安だったけど、いい旅になった。そんなことを思いながら、僕はモノレールからの車窓を眺めていた。
つきのわ食堂 朝ごはん屋 てんこもり
営業時間 am7:00〜11:00
定休日 月、火曜日
住所 那覇市牧志1-4-32
※看板にもネットにも7時からと書いてありますが、8時からな気がします。やってませんでしたぁ・・・一応。
営業時間 am7:00〜11:00
定休日 月、火曜日
住所 那覇市牧志1-4-32
※看板にもネットにも7時からと書いてありますが、8時からな気がします。やってませんでしたぁ・・・一応。
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