WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2015年2月22日日曜日

夕陽の中を歩く〜慶良間諸島・座間味 神の浜展望台






クジラを見てから、その感動と余韻に浸りながら、宿に帰ると同じ船に乗っていた人とまた出会った。『あ!』お互いにそんな言葉をいっただろうか。そうして、その日見たクジラの話で盛り上がり、これからサンセットを見に行くという彼女。僕もぼんやりそんな風に思っていたので、ご一緒してもいいですか?といってみた。年は少し離れていそうだけど、かわいらしいおねえさま。

旅で出会った人との時間。時にきついと感じることもある。もう本当に無理です。そう思っても、にこにこ笑って、嫌われないようにして、ドミトリーのベッドの上で疲労困憊して。旅の中でも、そんなことで鬱状態になることはある。だから、気をつけてる。僕はマイペースです。そんなことをちゃんと伝えて、自分のペースを守ることにもしっかり労力をかける。一人旅。一人の時間を楽しむ。でも、たまにはいいよね。そんな出会い。一人だと寂しいときだってある。



僕らは、港のある座間味集落から女瀬の崎展望台まで歩こうということになった。歩く、と周りの人に言ったら、びっくりされた。反応を見るとかぎり、普通歩くような距離ではないのかもしれないのだけど、偶然にも二人とも歩くことが好き。楽しみながら歩いた。きっと歩くの大嫌いなタイ人がいたからだ。彼女はものすごい丁寧な性格らしかった。一つ一つ丁寧に言葉を選びながら、話している。クジラやイルカが大好き。彼女の旅の話はなんだかんだクジラやイルカがらみ、カナダや、確か、ハワイやフィンランドにも行ったと行ったと思う。そんな旅の話も聞きながら、僕も自分のこと話して、そして僕は写真を撮るためによく立ち止まった。そうして、そんなよく立ち止まる僕のことは気にせず話してください、僕、話聞いてますから、そういった。僕は写真を撮りながらも話を聞き、僕のいろんなことをを話した。彼女も写真をとったり、この木いい!この風景素敵!なんて言い合いながら話は止まることもなく、でも景色も思いっきり楽しんだ。








なんていうかね、ほんとマジ最高だったの。この日の夕方のこの景色。次の日にバイクで一周したけれど、このときの景色たちの方が印象的。神の浜。もやがかった夕陽。うわー!!マジ最高!!きれい!!なんて何回いったっけ。







もう暗くなって女瀬の崎展望台で夕陽を見るのは厳しくなってきた。だから、途中の神の浜までで折り返すことにした。一応ヘッドライトは持っていたけれど、電柱が一つもなかった。


もういうことは何もなかった。

宿に戻ると、手を怪我している同い年ぐらいの男性が、お弁当を食べていた。聞けばバイクで事故ったとのこと。『こりゃ、ネタにしてたのしむしかないっっすよ〜』と明るい。あはは。ぼくも次の日、バイクで島を回る予定でいた。楽しくなってきたぞ。




旅歩家 HIROSHI KIKUCHI


FACEBOOK  HIROSHI KIKUCHI(基本承認いたします。)

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