借りていたDVDを見ることにした。もう深夜2時前。
『私の中のあなた』 MY SISTER’S KEEPER
すぐに酔いなんてさめた。
姉のケイト。白血病。両親ですらドナーとして適合せず、このまま生き続けるのが難しいかった。医師のささやきもあった。ケイトを助けたいが一心で、遺伝子操作で適合するドナー、アナを生むことをきめた両親。
無事にアナはこの世に生を受けたのだが、当然、アナは生まれてきてから何度も当たり前のように姉に臓器を提供し続けた。しかし、あるとき彼女は弁護士のもとを訪ねる。たった11歳の女の子が700ドル(その年齢では相当な大金であっただろう)を弁護士である彼に差し出し、『助けて』と。これ以上の臓器は提供したくない。私には私の未来がある。チアだってヨガだってやりたい。両親を相手取って裁判を起こしたのだ。
アナの臓器提供拒否は、それはすなわち姉の死を意味していた。
それでも決してお姉ちゃんのケイトが嫌いなわけではない。むしろ、愛していた。病気のお世話だって大変どころか大好きだった。
お姉ちゃんも大事、でも自分も大事にしたい。
母親は家族なんだから、当然でしょ?と迫る。
そんな思い違いが家族を引き裂いた。
でも、アナにはケイトを愛しているからこそ、そうする必要があった。そこには、ある真実があった。
僕がその立場だったら、どうしていたのだろうか。想像しようとしても出来なかった。
ある結末で、この映画は終わる。
そして、エンディングテーマが流れる。
life is beautiful
映画を見終わった後の、何とも言えない感じ。この曲が深く染み渡った。
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