WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』
これは、僕の生きてきた証。
自信をなくして勇気が出なくなったとき『自信って自分を信じること』何回も自分に言い聞かせた。
あれは自分に向けた言葉。旅によって自分の生きる場所を小さいながらに見いだしてきた。
いろんなことがあった。楽しいことだって、受け入れがたいことも。
でも旅は僕を救ってくれた。僕の写真と言葉で大切に、勇気づけられると言ってくれる人がいるなら、
僕はあなたにこころを込めた贈り物をしたいと思います。
WEB STORE『旅写真と僕を支えてくれた言葉たち』(https://tabi-photo.stores.jp/#!/)にて、旅で見つけた宝物のメッセージポストカード、販売中。

2014年5月16日金曜日

式根島旅日記〜旅の終わり。


テントに戻って、遅い夕食の準備をした。

アルファ米を戻し、またまたフリーズドライのグリーンカレー。
これがけっこう美味しい。最近たまに買う。グリーンカレーだけではなく、このシリーズ全部美味しい!




画像Amazonより


真っ暗の中、ヘッドライトをつけての調理。手元以外はほとんど見えない。もうみんな寝ている人が多いようだった。

近くから声がする。

これからご飯?

これ食べな。

と、残り物だと彼はいったがごちそうを分けてくれた。
この時期5月の連休の時期にはもう10年以上ここ式根島に通っているという。
彼は、Tさんといった。魚を釣り、貝を採り、山に入っては山菜をとった。

彼にとったら、ここにくれば、食べるものだって困らない。
住むところだって無料のキャンプ場がある。

連休の途中で、友達家族も彼のテントに加わった。

子供たちを喜ばせるのが本当に楽しそうだ。

僕は釣りもできないし、雑草と山菜の見分けもつかないかもしれない。

いいな、かっこいい。

そう思った。


彼が分けてくれたのは、自分でとったという山菜の天ぷらや海藻のふのりや『かめのて』という貝。






この、かめのて、というのはここでしか食べれない珍味でほかに流通することはないと言っていた。
これがめちゃくちゃうまい。

貝をむしって中身を食べるのだが、あまーいジューシーなかにのような味。

さらにこのかめのてでだしをとったお味噌汁までいただいた。

本当に美味しい。

少しお互いの身の上話をして僕らはそれぞれのテントに戻った。



島料理を食べようと島唯一の居酒屋にはいけなかったわけだけど、ここでこんなに美味しいものを食べることができた。




翌日朝、テントをあけ外をみるとこんな空だった
少し雨が降っている





そして僕は式根島を発つ。




僕は人といることが苦しいと思うことがある。


それは、いつも周りの人にあわせ、自分を出せないでいるからだ。

一人旅は、全部自分勝手に進んでいく。
何があっても自分の責任。

もっと誰にあわせることもなく、
自分勝手に生きていたい

そして誰よりも人に優しくありたい

式根島に行く直前、
いつも聞いている曲。
いつもはスルーしていたけど、たまたまこのフレーズがすっと入ってきた。



繰り返す自己兼悪とか
そんなのは自己満足
踏み出せない自分を
許すためのものなんです


帰りの船で、そんなことを考えていた。






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